私がマンションを購入する際、住宅ローンの借入先として、みずほ銀行を検討していました。みずほ銀行の住宅ローンの説明は資料もWebもかなり読みましたが、1つだけ分からないことがありました。それは、保証料の一部前払い。
なぜ、他の銀行のように、全部前払いや一括前払いではなく、一部前払いなのでしょうか。
この記事では、みずほ銀行住宅ローンの保証料一部前払いについて、調べてみました。
そもそも保証料とは何なのか
住宅ローンを借りるときに必ず考慮しなければならない保証料。そもそも保証料とは何なのでしょうか。
保証料とは、保証会社に保証してもらうための費用です。ちょっと分かりづらいかもしれませんね。
保証会社は連帯保証人のようなもの
通常、銀行からお金を借りる時は、連帯保証人が必要です。貴方が借金を返せなくなった場合は、代わりに連帯保証人がローンを返すのです。
ただし、住宅ローンは高額かつ借入期間が長期(35年)に渡ります。なので、高額なローンを長期間も保証できる人を個人レベルで探すことは困難です。そこで、保証会社に連帯保証人になってもらうのですね。このための費用が保証料です。
この保証の制度がなければ、個人は住宅ローンを借りることは出来ません。
◆保証料を払っても借金はチャラにならない
仮にローンを支払えなくなったとしても、保証会社がいるから借金がチャラになる…ということはありません。貴方は保証会社に対して、肩代わりしてくれた金額を支払う義務が発生します。保証料の支払いは仕方のないこととはいえ、納得し辛い制度ですよね。
保証料の一部前払いって?
前置きが長くなりましたが、みずほ銀行住宅ローンの保証料一部前払いについて解説しましょう。
保証料の支払いは大きく分けて2通りあります。
- ローンを借りるときに、別途支払う(外枠方式)
- 毎月の支払いに上乗せして支払う(内訳方式)
細かい説明は省きますが、外枠方式の場合、保証料の全額を一括で支払うことが一般的です。ですが、みずほ銀行の場合は一部を前払いするのです。
- 普通の場合:全額を一括で支払うから、これ以上保証料を支払う必要はない
- みずほ銀行の場合:一部を前払いするだけだから、残りの保証料を支払う必要がある?
一部前払いは、全額一括払いと事実上は同じ
この疑問点について、みずほ銀行の住宅ローン担当者に聞いてみました。結論から言うと、一部前払いは、全額の一括払いと変わりません。
というのも、
- ローン借入者が支払う保証料は、保証料の全額ではなく一部であるのは間違いない
- 残りの保証料については、みずほ銀行が負担するので、ローン借入者に追加の負担が発生することは無い
ということでした。
なるほど、確かにローン借入者が支払う保証料は、保証料全体の一部でしかないようです。ですから、保証料の一部前払いという表現なのですね。
ただ、残額はみずほ銀行が負担するので借入者は追加の負担はありません。
まとめ:不明点はとにかく銀行や営業さんに聞こう!
後悔の無い住宅ローン選びをするために、少しでも疑問点があれば銀行やマンションの営業さんを通じて尋ねて見ましょう。
住宅ローンは、低金利とはいえ銀行の商品です。住宅ローンを利用するということは、銀行の商品を買うということなのですから、疑問点については、遠慮せずに聞まくりましょう。私自身、疑問点は残さないようにしてローンの借入先を決定しました。
皆さんも、住宅ローンについて徹底的に調べて、後悔のないようにしましょうね。