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マンションを購入した管理人が、購入までに疑問に思ったことやその解決方法を公開するブログです。そのほか、マンション探訪記も公開しています。

住宅を購入する際は提携ローンを利用すべきなのか?メリットとデメリットを解説します。

マンションを購入する際は、現金一括という方もいるかもしれませんが、多くの方はローンを組むと思います。

そこで、この記事では私自身が利用することになった三菱地所レジデンスの提携住宅ローンを例にして、提携ローンのメリット・デメリットを解説します。

 

そもそも提携ローンとは何なのか?

提携ローンとはそもそもなんでしょうか?初めてマンションを購入しようする方にとっては、分からないかもしれませんね。

提携ローンとは、売主(私の場合は三菱地所レジデンス)と提携している金融機関から借りる住宅ローンのことで、その最大の特徴(メリット)は、

  • 借り入れ資金が、自身の口座を経由する事なく、直接、売主に入金される
  • 住宅ローン審査に落ちた場合、手付けを放棄することなく物件購入契約を解除可能
  • 金利が優遇される場合がある

という点にあります。

一方のデメリットは、

  • 売主に対してローン事務手数料(数万円)が必要
  • 一般向けの住宅ローンキャンペーン(金利優遇や手数料割引など)を受けられない場合がある

といったところでしょうか。

特に売主に対してローン事務手数料を支払う必要がある点は少し惜しいですね。ローン事務手数料って銀行に支払うんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。当然、銀行に対しても支払いますが、提携ローンを利用した場合、売主に対しても手数料を支払う必要があるのです。斡旋に係る手数料だと思うしかありません。

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上の画像は、三菱地所レジデンスの提携ローンの概要書の一部です。赤枠内が、売主(三菱地所レジデンス)に支払う必要がある手数料です。

 

もちろん、提携ローンを使用せずに個人でローンを利用すれば、売主に対する手数料を節約することが可能ですよ。ただし、提携ローンのメリットを受けることはできません。

 

三菱地所レジデンスの提携金融機関

では、私が利用した三菱地所レジデンスを例にして、売主が提携している金融機関を紹介しましょう。いづれも2017/08時点の情報です。

  • 三菱東京UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行
  • 三井住友信託銀行
  • 三菱UFJ信託銀行
  • 新生銀行
  • ソニー銀行
  • イオン銀行

以上9行です。この他フラット35もありますが、ここでは省略します。

主要な金融機関と提携していますね。ただ住宅ローン人気ランキング上位の住信SBIネット銀行やじぶん銀行は提携していません。もし、提携以外の金融機関から住宅ローンを借りたい場合は、自身で申込む必要があります。

 

三菱地所レジデンスからマンションを購入する時は、提携ローンを使うべきなのか

さて、三菱地所レジデンスからマンションを購入する際、提携ローンを使うべきなのでしょうか?答えは個人によって異なりますが、概ね、次の事が言えます。

  • 住信SBIネット銀行、じぶん銀行などの提携ローンとなっていない金融機関から借りたい:提携ローンは利用不可
  • 提携ローン手数料が惜しい、一般向けのキャンペーンが魅力的:提携ローンではなく一般者向けのルートで申し込み
  • 手続きはラクしたい、提携ローン向けの金利優遇が魅力的:提携ローンがオススメ

私の場合は、提携ローンを利用しました。なんといっても、手続きが楽なことと、万が一審査落ちしても手付金の放棄が不要なこと、そして提携ローン利用による条件優遇が決め手となりました。

 

提携ローンを利用するかどうかは情報戦。とにかく営業さんを使え

後悔のない住宅ローン選びは、情報収集に尽きます。そして、提携ローンの特別な優遇や制限は売主からしか情報を得る事ができません。つまり、どんなにインターネットを調べても、公開されていない情報なのです。

売主の営業マンに遠慮する必要はありません。後悔のない住宅ローンを選択するためにも、遠慮なく全ての提携金融機関の資料を要求してみましょう。